寝たきり、要介護状態…その予防法とは? 続けよう簡単な体操
2017.03.28
産経ニュース 2017.3.28 07:45
http://www.sankei.com/life/news/170328/lif1703280019-n1.html
高齢になると心配することの一つが、寝たきりや要介護状態など体の自由がきかなくなることです。それを防ぐには、生活習慣病や骨粗鬆(こつそしょう)症などの治療・予防が第一です。
また、不用意な転倒を予防するため、足・膝・腰の関節や筋肉を意識した適度な運動を続けることも大切です。
無理な目標を立てると三日坊主になってしまいがちです。そこで体力的に負担が少なく、転倒予防運動として今すぐ始められる足ぶらぶら体操を紹介しましょう。
(1)壁に横を向いて手をつき体を安定させる
(2)片足を振り子のように前後に、徐々に大きく動かす
(3)片足ずつ10回を目安に、1日2回、朝夕に行う
この体操は筋肉の緊張を緩め、血圧と血流を安定させ、バランス感覚も整えるといわれています。いつでも簡単にできるため習慣化できます。
ただし、運動には多くの危険が潜んでいます。準備運動をしないで、いきなり負荷のかかりすぎる運動をしたり、頑張りすぎたりすると、転倒などでけがをすることも。けがが原因で寝込んでしまったら本末転倒です。
各都道府県にある柔道整復師会では、いろいろな場所で介護予防の体操を指導しています。健康長寿を目指し、無理なくできる体操を毎日続けてみましょう。(川口貴弘)
問い合わせ先=公益社団法人 日本柔道整復師会(電)03・3821・3511(平日午前10時~午後5時)FAX03・3822・2475