児童買春の実態を伝える企画展『私たちは買われた』展
2016.08.18
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詳細・チケット購入はこちらから
http://goo.gl/7M9MHe
参加メンバーメッセージはこちら(「活動報告」ページ)
http://japangiving.jp/p/3475 ■企画目的
中高生世代を中心とする当事者がつながり、声を上げることで、児童買春の現実を伝え、世の中の持つ「売春」のイ メージを変えたい。これまで表に出ることができなかった 「買われた」私たちの声を伝え、今も苦しんでいる妹たち や、同世代、そして、かつて似た苦しみを経験した女性た ち、すべての女性に勇気を与えたい。 ■概要
〇開催日 2016年8月11日〜21日
〇会場 神楽坂駅付近、ギャラリー
〇展示物
・それぞれの伝えたい「買われた」現実や日常を表す写真
・「大人に伝えたいこと」をテーマにしたメッセージ
・参加メンバーが表現したい絵やアート作品、日記 などを予定〇企画・主催
・Tsubomi(Colaboとつながりのある女子たちによるサポートグループ)
・一般社団法人Colabo<売春する中高生について、どんなイメージを持っていま
すか?> ある大学の授業でそう投げかけると、
こんな言葉が返ってきました。―快楽のため
―愛情を求めて
―行き場のない不安を抱えている
―仕方なくさせられている
―その場限りの考え
―孤独でさみしい人がやること
―遊ぶお金がほしいから
―友達に誘われて
―自分も街で買春をもちかけられたことがあるけど、断った。
だから、やる人はやりたくてやっているんだと思う
―そんな友達はいなかったから、わからない
―正直、そんな人と関わりたくない
―どうしてそこまでやれるのか、理解できないその場にいた当事者のAは言いました。
「そんなもんだよ。世の中の理解なんて。もう、そんなことでは傷つけなくなった」
Aは自分の体験を語りました。すると、多くの学生が自分の持つ極端なイメージや偏見に気づいてくれたことを感じ ました。 後日、このことをColaboにつながる女の子たちで共
有し
「イメージを変えたい!」と、この企画に至りました。
『買われた展』という名前も、話し合いの中で生まれました。 ▪️企画に寄せて(参加メンバーより)
「行くところがないとき、声をかけてくるのは男の人だけ
。体目的の男の人しか自分に関心をもたなかったし、頼れ るのはその人たちだけだった。他にご飯を食べさせてくれ る人も、泊めてくれる人もいなかった。同じ想いをする子 を減らしたい」(17歳) 「“普通はしないことだから、する奴は異常”みたいなイ
メージがあって、違うのになって思う。それぞれに理由が あって、単にさみしいとか、遊ぶ金がほしいとか、
そういう簡単な理由じゃないことを知ってもらいたい」(16歳) 「親も頼れる大人もいない、ひとりで生きていくしかない
と思ってた。最近一人暮らしを始めるまで、家っていう感 覚がなかった。今でも、そういう小中学生はたくさんいる と思うし、そういう子たちが体を差し出す代わりにおにぎ りをもらったりしていることを、Colaboに来る年下 の子たちをみて思う。だから私もこの企画に参加して、伝 えたい」(20歳) 「色んなきっかけでそうしてた、やめたくてもやめられな
くなった子がいる。そういうことを知ってほしい」(19 歳) 私たちが、いま、ここに生きていることを知ってほしい。
「Colaboには同じような経験をしたお姉さんたちが
いて、そういう女の人から支援が届いているのを知って、 自分だけじゃなかったんだって安心した。何か感じてもら うきっかけになったらいい」(15歳) 「うまく伝えられるかわかんないけど、やりたい。ほんと
にやりたい。他の子のメッセージを読んで強くやりたいと 思った。私なんかの経験なんてちっぽけでクソみたいなこ とだけど、それでも役にたつならやりたいし、自分とも向 き合いたい。辛いかもしれないし、死にたくなるかもしれ ないけど、でも決めたから」(19歳) 「私、出来るときにしたいんです。今までのこともう一度
振り返りたくて。。今、過去の行いをものすごく後悔して います。体に不調が出て、怖くて涙が止まりません。この 体になって、ますます今の若い子に伝えたいこと多くなり ました。だから、参加させてください」(18歳) 私たちが、いま、ここに生きていることを知ってほしい。
▪️Tsubomiとは?
Tsubomiは、Colaboとつながる女子たちによ
るサポートグループです。
中高生を中心に、10代~20代の女子が活動しています。困難を生き抜いた・生き抜こうとする当事者同士のゆる やかなつながりを通して支えあい、相談者のサポートや当 事者としての発信活動などをしています。
これまで、女子中高生合宿や、バザーへの出店、Colaboに応援者の方から届く物資の仕分けや、寄付者の方に プレゼントをするアクセサリー制作、国連や米国国務省な どからのヒアリング協力、シェルターの開設準備や掃除な どを、みんなで行ってきました。 Tsubomiという名前は、高校生たちで、アクセサリ
ーブランド名として考えたものでした。今回の企画展にあ わせて、Colaboとつながる女の子たちのゆるやかな つながりをTsubomiと呼ぶことになりました。 蕾は、「まだ咲いていない花」という意味です。
私たちの活動も、私たち一人一人も蕾であるという想いを込めました。
いつか大きな花を咲かせられるよう、応援よろしくお願いします! ▪️一般社団法人Colaboについて
「すべての少女に衣食住と関係性を。困っている少女が暴
力や搾取に行きつかなくてよい社会に」を合言葉に、中高 生世代を中心とする女子を支える活動を行っています。
少女たちの相談に乗るほか、児童相談所や警察、学校、病院などへの同行支援を行ったり、虐待や性暴力被害を背景 に家家に帰れない少女たちが一時的に泊まれる場所を運営 し、食事、風呂、衣類や宿泊場所などの提供を行っていま す。 ▪️企画に寄せて(Colaboより)
Colaboとつながる女子たちによるサポートグループ
Tsubomiでは、中高生世代の少女が主体となった様 々な活動を通してつながり、体験の整理や自分と向き合っ たり、将来を考える機会にもなっています。シェルターの 運営、物資の仕分けや、食事提供、相談の場面でも彼女た ちに支えられています。 Tsubomiとは、「まだ咲いていない花」という意味
です。
今回の企画でも、撮影したい写真のイメージや文章などの展示物について、
少女たちが中心となって考えています。「売春=気軽に、遊ぶ金欲しさ」という世間のイメージに
一石を投じるとともに、そこにある暴力や、その影響を受 けて生きる当事者の姿を伝えることで、彼女たちの背景に 目を向け、買う側の行為や大人の責任に気づく人を増やせ る企画になればと考えています。 来場者には、彼女たちの優しさや愛と、たくましさにも触
れてもらえたらと思っています。彼女たちが、自らの体験 に向き合い、声をあげる勇気に敬意を表し、
企画を実現させたいと思っています。応援お願いいたします!